『フルマラソン直前練習の4週間プログラム』をランニングチームGo up!代表の深浦祐哉コーチにお伺いしました。「完走」「サブ5」「サブ4」などの目標に合わせた練習プログラムと、長距離を走ることで負荷がかかる身体におすすめのテーピング方法をご紹介します。
フルマラソンの制限時間は国内だと長くて7時間ですので、スタートラインまでのタイムロスを考えると6時間30分では走り切れるイメージで臨みましょう。
ランニングを日常的に行う習慣がない方は、まずはスピードや距離は気にし過ぎず、頻度を上げられるようにしましょう。
1回に走る距離は平日は【5~10㎞程度】。まずは走る習慣を身につけることが大事なので、気持ちが乗らなければ1㎞でも2㎞でもOK。
週末は比較的時間が取れると思うので、なるべく長く走れるよう努めましょう。
【10~20㎞程度】ペースはゆっくり(例えば7~9分/km)で構わないので、とにかく長時間体を動かすこと、常に着地衝撃を受けるランニングという運動に慣れることが目的。
信号でのストップが無いコースで走り続けられると理想的ですが、周回コースを何度も回るのは精神的にきついという方は街中のランニングでもOK。ただし、信号で停まっている時間はラン時間に含めず、信号待ち中も軽い足踏みをするとより良いです。
平日1~2回、【5~10㎞程度】。
30㎞走をレース3週間前くらいに実施できれば素晴らしいですが、なかなか30㎞はハードルが高いので、【20~25㎞】もしくは【3時間】という目標でLSD(ゆっくり長く距離を走る練習)にトライしてみましょう。
LSD実施のタイミングは疲労を考慮し、レース直前ではなく出来れば3間前、遅くとも2週間前までにはできるようにしましょう。
長い距離に慣れていない方の場合、走り出しで速いペースになってしまい、あとでペースダウンしてしまいがちです。なるべく 3 時間同じペースで走れるスピードを意識しましょう。
3時間もの慣れない長時間運動で、過度の疲労や痛みなどが出ないように、テーピングで膝や足裏のアーチ等をサポートしてあげるとよいです。
3時間LSDの際に、レース当日に予定しているウェアやシューズ、ウエストポーチなどのアイテムを、実際に試してみれるとよいです。
長時間のランによって違和感などの不具合が生じたりすることがあるので、事前にチェックしておくことで対策を講じやすくなります。
レース中に携帯する予定の補給食(エナジージェル、アミノ酸等)も、実際に味や飲みやすさ(粘度)を試しておけるとよいです。
平日1~2回、【5~10㎞程度】。
3時間LSDと同じレースペースで、【2時間走】の練習をしてみましょう。
平日1~2回、【5~10㎞程度】。
3時間LSDと同じレースペースで、【10km】の練習をしてみましょう。
平日1~2回、【5~10㎞程度】。
通常レースが近づくと練習量を減らし、疲労を抜いて調子を上げていこうとするのですが、疲労が溜まっている感じがないなら、練習を極端に減らす必要はないので、いつも通りの頻度・生活リズムを保ちながらレースに臨んだ方がいいでしょう。
直前に焦って、速く走ってみたり、たくさん走ってみたりするのはNGです。直前に頑張っても疲れるだけで、急な走力アップは望めません。
序盤は、周りのランナーにつられて速いペースになりがちです。とにかく前半はこれでもかというくらいゆっくりなペースでレースを進めましょう。前半の「今日はいける気がする」は、残念ながらほぼ裏切られるのがフルマラソンです。
とぼとぼ歩きや、立ち止まったりという極端なペースダウンがなければ、コツコツ練習してきた方にとって完走はそこまでハードルの高いものではないはずです。
「これ以上は走れない」と限界をむかえてからではウォーキングもとぼとぼ歩きになりがちなので、逆に後半のエイド(給水・給食所)では戦略的に“早歩き”を入れてプチ休憩を図るのもありです。
ただし、エイドは人で混み合うので、他のランナーとの接触を避けるために、エイドを過ぎてから歩くようにしましょう。
フルマラソンは30km〜35kmからが勝負!この距離を超えたあたりから疲労や脚の痛みを感じ始める人が多い傾向にあります。目標タイムを目指す人の中には「疲れた」「痛い」の時間を少しでも短くしたいと、事前に痛くなりやすい膝や土踏まずをテーピングして備えている人もいます。
※テーピングでケガが治ったり、ケガをしなくなるわけではなく、痛めている筋肉や関節の補強、安定、疲れた筋肉や関節をサポートするものです。ケガをしたらまず専門医の診察を受け、再発防止を目的とする場合も定期的に専門医の診察を受けることをおすすめします。
フルマラソンは思い通りにいかないことの方が多いですが、それこそがフルマラソンの魅力。 ぜひ挑戦を楽しんでください! 快走をお祈りしています!
フルマラソンをサブ5で走れれば、国内レースの制限時間は大体クリアできます(エントリー時要確認)。サブ5を達成できるのは7分06秒/㎞ペース。分かりやすく、7分00秒/kmペースを意識して、練習やレースを進めていけるとよいでしょう。
ランニングを日常的に行う習慣がない方は、まずはスピードや距離は気にし過ぎず、頻度を上げられるようにしましょう。
1回に走る距離は平日は【5~10㎞程度】。まずは走る習慣を身につけることが大事なので、気持ちが乗らなければ2㎞でも3㎞でもOK。
週末は比較的時間が取れると思うので、なるべく長く走れるよう努めましょう。
【15~20㎞程度】ペースはゆっくり(例えば7~8分/km)で構わないので、とにかく長時間の着地衝撃に耐えられる脚を作っていくことが目的。
信号でのストップが無いコースで走り続けられると理想的ですが、周回コースを何度も回るのは精神的にきついという方は街中のランニングでもOK。ただし、信号で停まっている時間はラン時間に含めず、信号待ち中も軽い足踏みをするとより良いです。
平日1~2回、【5~10㎞程度】。
20~30㎞走を3週間前(タイミングがなければ4週間前)に実施できるようにしてみましょう。可能ならば信号等でのストップが無いコースで走り続けられるように。
まずは20~30km走り切ることに重きを置いて、ペースはサブ5ペースの7分06秒/kmよりもゆっくりスタートし(例えば7分30秒/km)、後半ラスト5~10kmでもまだ余裕があったらペースを上げて走ってみましょう。
20~30kmも走るとなると、過度の疲労や痛みなどが出ないように、テーピングで膝や足裏のアーチ等をサポートしてあげるとよいです。
20~30km走の際に、レース当日に予定しているウェアやシューズ、ウエストポーチなどのアイテムを、実際に試してみれるとよいです。
長時間のランによって違和感などの不具合が生じたりすることがあるので、事前にチェックしておくことで対策を講じやすくなります。
レース中に携帯する予定の補給食(エナジージェル、アミノ酸等)も、実際に味や飲みやすさ(粘度)を試しておけるとよいです。
平日1~2回、【5~10㎞程度】。
30km走より少し速いレースペース7分/kmを意識して【15~20km】の練習をしてみましょう。
平日1~2回、【5~10㎞程度】。
30km走より少し速いレースペース7分/kmを意識して【10km程度】の練習をしてみましょう。
平日1~2回、【5~10㎞程度】。
序盤は、周りのランナーにつられて速いペースになりがちです。最初の1~2kmはある程度仕方ないですが、しっかりそこでペースを確認し、サブ5のターゲットペースである7分/kmに乗せ、そこをしっかりキープしていけるようにしましょう。
「後半ペースが落ちてしまうから」と前半にだいぶ速めのペースで貯金を作ろうとしがちですが、それこそ後半失速の大きな原因ですので、とにかくターゲットペース前後で走ることを心がけましょう。フルマラソンは30km、35kmからが勝負です!
フルマラソンは30km〜35kmからが勝負!この距離を超えたあたりから疲労や脚の痛みを感じ始める人が多い傾向にあります。目標タイムを目指す人の中には「疲れた」「痛い」の時間を少しでも短くしたいと、事前に痛くなりやすい膝や土踏まずをテーピングして備えている人もいます。
※テーピングでケガが治ったり、ケガをしなくなるわけではなく、痛めている筋肉や関節の補強、安定、疲れた筋肉や関節をサポートするものです。ケガをしたらまず専門医の診察を受け、再発防止を目的とする場合も定期的に専門医の診察を受けることをおすすめします。
フルマラソンは思い通りにいかないことの方が多いですが、それこそがフルマラソンの魅力。 ぜひ挑戦を楽しんでください! 快走をお祈りしています!
フルマラソンサブ4は、もちろん年齢・性別・スポーツ歴などにもよりますが、ランニングが習慣化し、意識的に練習に取り組めている方が多いです。
ターゲットペースは5分40秒/km、このペースを意識した練習を行うのはもちろん、このペースに余裕を持てるようにスピードを高める練習も加えていけるとより良いです。
いつものトレーニングに、レース向けの練習をとりいれてみましょう!
1回に走る距離は平日は【5~10㎞程度】程度。ただ距離を走るだけではなく、スピードを上げることを意識した練習を1~2週に1度でも実施できると走力アップには効果的です。
週末は比較的時間が取れると思うので、なるべく長く走れるよう努めましょう。
【15~20㎞程度】ペースはゆっくり(例えば6~7分/km)で構わないので、とにかく長時間の着地衝撃に耐えられる脚を作っていくことが目的。
信号でのストップが無いコースで走り続けられると理想的ですが、周回コースを何度も回るのは精神的にきついという方は街中のランニングでもOK。ただし、信号で停まっている時間はラン時間に含めず、信号待ち中も軽い足踏みをするとより良いです。
平日1~2回、【5~10㎞程度】+スピードを上げることを意識した練習
30km走を3週間前(タイミングがなければ4週間前)に実施できるようにしてみましょう。可能ならば信号等でのストップが無いコースで走り続けられるように。
まずは30km走り切ることに重きを置いて、ペースはサブ4ペースの5分40秒/kmよりも気持ちゆっくりめからスタートし(例えば6分00秒/km)、後半ラスト5~10kmでもまだ余裕があったらペースを上げて走ってみましょう。
30kmも走るとなると、過度の疲労や痛みなどが出ないように、テーピングで膝や足裏のアーチ等をサポートしてあげるとよいです。
30km走の際に、レース当日に予定しているウェアやシューズ、ウエストポーチなどのアイテムを、実際に試してみれるとよいです。
長時間のランによって違和感などの不具合が生じたりすることがあるので、事前にチェックしておくことで対策を講じやすくなります。
レース中に携帯する予定の補給食(エナジージェル、アミノ酸等)も、実際に味や飲みやすさ(粘度)を試しておけるとよいです。
平日1~2回、【5~10㎞程度】+スピードを上げることを意識した練習
30km走より少し速いレースペース5分40秒/kmを意識して【15~20km】の練習をしてみましょう。
平日1~2回、【5~10㎞程度】+スピードを上げることを意識した練習
30km走より少し速いレースペース5分40秒/kmを意識して【10km程度】の練習をしてみましょう。
平日1~2回、【5~10㎞程度】+スピードを上げることを意識した練習
通常レースが近づくと練習量を減らし、疲労を抜いて調子を上げていこうとします。
上記の通り、週末の練習を調整していき、平日は極端に減らす必要はないので、いつも通りのランニング頻度・生活リズムを保ちながらレースに臨みましょう。
直前に焦って、速く走ってみたり、たくさん走ってみたりするのはNGです。直前に頑張っても疲れるだけで、急な走力アップは望めません。
序盤は、周りのランナーにつられて速いペースになりがちです。最初の1~2kmはある程度仕方ないですが、しっかりそこでペースを確認し、サブ4のターゲットペースである5分40秒/kmに乗せ、そこをしっかりキープしていけるようにしましょう。
「後半ペースが落ちてしまうから」と前半にだいぶ速めのペースで貯金を作ろうとしがちですが、それこそ後半失速の大きな原因ですので、とにかくターゲットペース前後で走ることを心がけましょう。フルマラソンは30km、35kmからが勝負です!
フルマラソンは30km〜35kmからが勝負!この距離を超えたあたりから疲労や脚の痛みを感じ始める人が多い傾向にあります。目標タイムを目指す人の中には「疲れた」「痛い」の時間を少しでも短くしたいと、事前に痛くなりやすい膝や土踏まずをテーピングして備えている人もいます。
※テーピングでケガが治ったり、ケガをしなくなるわけではなく、痛めている筋肉や関節の補強、安定、疲れた筋肉や関節をサポートするものです。ケガをしたらまず専門医の診察を受け、再発防止を目的とする場合も定期的に専門医の診察を受けることをおすすめします。
フルマラソンは思い通りにいかないことの方が多いですが、それこそがフルマラソンの魅力。 ぜひ挑戦を楽しんでください! 快走をお祈りしています!
「ロング・スロー・ディスタンス」の頭文字から来た言葉。1km7~8分のゆっくりなペースを保って長時間走ることで完走するための持久力や筋力、心肺機能を強化する走りを目的としています。スピードは、息が上がるほどのスピードではなく、仲間と走る時はおしゃべりが容易にできるスピードが目安となります。
42.195kmのフルマラソンのタイムの呼び名。 「サブ5」はフルマラソンを5時間以内で走りきること、「サブ4」はフルマラソンを4時間以内で走りきること、「サブ4」はランナーの上位20%と言われています。「以内」を意味する英語の「Sub」が語源。
約5km間隔で設置されている給水所、給食施設のこと。必要給水用の水やスポーツドリンク、給食用のおにぎりやバナナといったものをエイドステーションに用意し、ランナーに支給しています。ご当地の特産品が並ぶマラソン大会もありますが、食べ過ぎには注意です。
※テーピングでケガが治ったり、ケガをしなくなるわけではなく、痛めている筋肉や関節の補強、安定、疲れた筋肉や関節をサポートするものです。ケガをしたらまず専門医の診察を受け、再発防止を目的とする場合も定期的に専門医の診察を受けることをおすすめします。
マラソン大会に向けて練習しているランナーのみなさまに、①足裏と②ひざのテーピングを実際に体験してもらいました。
いつもは疲れてくると、足が左右にぶれている感じがあるが、テーピングをしたことで足が前にまっすぐでる安定感があった。ぜひ大会でも貼ってみようと思います。(男性・Tさん)
走る前の歩いているときから気持ちよかったです。足の裏が真下に向いている感覚があり、とにかく楽でした。簡単だったので、今度ハーフの大会でも足裏を試してみたいです。(女性・Sさん)
今までは長い距離だと途中から不安を感じることがありましたが、テーピングを貼った今日は安心感があり、もっと走れそうな気がしました。これまで機会がなくテーピングを貼ることはありませんでしたが、簡単だったので自分でもできそうです。(男性・Fさん)
後日、テープング体験後出場のフルマラソン大会にて、自己ベストを更新いたしました。いつも後半ひざが辛くなるところが、テーピングをしたことで今回は楽に走れました!(男性・Fさん)
片足で立っているときに、しっかりと立ててる感じがしました。最近の大会では脚をつってしまうことがあるので、今度は脚の筋肉をサポートするテーピングを試してみて、つらないで走りきってみたいです。(女性・Sさん)
※ひっぱり試験機 STA-1225にて、 PP板使用による、180度はく離法での粘着力を測定